01 素材
原綿:蝶矢シャツの理念を体現し続けるためには、強く美しい綿花種の保存と育成が不可欠だった。1993年、蝶矢シャツと長らく協業してきた東洋紡が「シーアイランドコットン」と「ピマコットン」の交配種の綿花栽培に成功。シャツ生地には、「シーアイランドコットン」の持つ光沢となめらかな感触、「ピマコットン」の持つ繊維の長さと強靭さを融合した革新のハイブリッド原綿「マスターシード®」を採用した。
02 紡績
19世紀の終わり、アジアで初めて工業的紡績を始めた日本の東洋紡。現在も上質素材を生産する東洋紡国内工場(井波)にて生産されたマスターシード®極細番手糸を使用。
03 織布
19世紀末から現在に至るまで綿織物産地である浜松での織布。シャトル織機で、生地のふくらみを大切に低速で織り上げた。
04 加工
原綿の持つ美しさ、豊かな質感を大切に織り上げた生地を出来る限りローテンションで加工。生地に優しい二段階漂白方式で美しい白さとソフトでシルキーな風合いに仕上げている。
05 型紙
130年分の型紙の精査、既製品のみならずビスポークで培った知恵を全て注ぎ込んだ自社オリジナルパターン。独自のラインと曲線を多用した超立体設計により、体の丸みに柔らかくフィットする美しいシルエット・運動性・着心地を極限まで追及したパターンを採用した。